「ありがとう」 201509291400
加藤くんの妻になりたい。
29日のRENTの感想を私の中で牛のように反芻した結果、
このような結論に辿り着きました。
加藤くんに愛されたい。
ゴリラゴリラって面識もなければ親しくもないのに勝手に呼んでてすみませんでしたぁーーー!(土下座)
でも、わたしは自らのツイッターに思わず、こうつぶやいた。
「ゴリンズ!さいこうだよ、ゴリンズ!」
大馬鹿野郎である。ごめん。
わたしは、加藤くんの中にいるコリンズが好きだなと思いました。
彼の中にあるコリンズが好き。
加藤くんのコリンズはとにかく優しい。
その圧倒的な優しくて包容力のある歌声にもそれは如実に現れてる。
歌がうまいのはわたしもよく知っていたけれど、
ミュージカルとしてここまで聴かせてくれるだなんて、うれしすぎる大誤算。*1
エンジェルとコリンズの I'll Cover You
愛は買えない。でも、RENTなら出来る。
あなたの愛と私の愛。互いに与え合って愛し合って…
私があなたを守る、俺があなたを守る。
そうやって、幸せな愛を育んでいこうとする二人の歌で、
なんかよくわからんけどわたしすごく泣く瞬間があって。
スパルタさんは、私に尋ねた。
「誰に自分をかぶせてる?」と。
私はいないなと思った。
たぶん、図々しくもそこにもうひとりの誰か、として自分も存在しているのだと思う。
そういう気持ちにさせてくれるのがRENTであって、
だからこそ、ふたりの幸せな愛の歌が心に響いてくるのだと思う。
RENTを観たことのあるひとの中に、それぞれのマークがいて、ロジャーがいて、エンジェルがいる。
誰かが演じるRENTを見る、ということはそのすり合わせなのかなと感じたのは、帰りに思わず聴きたくなって動画をみた時だった。
思っていたのとちょっと違う。
私の感想、私の感覚、私の感情が一人歩きしていたことに気がついたから。
だから、わたしは加藤くんの中のコリンズが好きだ、と思ったのだ。
壮ちゃんの中のエンジェルも大好き。
全然別物だったとしてもIVANのエンジェルも愛らしくて、やっぱりエンジェルなのだと思う。
席が良かったこともあり、細やかな役作りに感動を上乗せされ、
キャストの力もあって、心に刺さる公演だった。
大好きなSeasons of love も最高だった。
MARUさんは前回とは違うフレーズで客席に強く訴えかけてきた。
終演後、スパルタさん*2とふたりでアンケートを書いた。
交互に好きなことを書き合って。
今回の記事のタイトルは、彼がアンケートの中に書いた言葉である。
「MARUさん素敵な歌声をありがとうございました。」
スパルタさんの気持ちが痛いほど伝わってきた。
自分の大切なものを大切にしてくれる。*3
そんな幸せもあるのだなあ。
今日もまた、シアタークリエにはたくさんの笑顔と涙が溢れる。
“RENT愛”が劇場を埋め尽くす。
その場にいなくても、そう思えることもまた嬉しい。